裾野市議会 > 2004-03-24 >
03月24日-委員長報告・討論・採決-06号

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  1. 裾野市議会 2004-03-24
    03月24日-委員長報告・討論・採決-06号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    平成16年  3月 定例会            平成16年3月         裾野市議会定例会会議録第6号                        平成16年3月24日(水)                        午前10時 開 議 日程第1 第1号議案~第8号議案 日程第2 議員提出議案第3号 日程第3 追加上程議案の提案理由の説明 日程第4 第27号議案 日程第5 第28号議案〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(杉本和男) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の日程に先立ち、市長より追加議案を提出したい旨の申し出がありました。  この追加議案について議会運営委員会を開催願いましたので、その内容及び結果について委員長から報告をお願いいたします。  議会運営委員長大庭敏克議員。 ◎議会運営委員長大庭敏克議員) おはようございます。議会運営委員会を開催いたしましたので、ご報告申し上げます。  市長から申し出による追加上程議案の取り扱いについて、3月18日議会運営委員会を開催しましたので、その結果についてご報告申し上げます。  既に皆さんのお手元に議案その2が行っていると思いますが、第27号議案並びに28号議案の扱いでありますが、追加上程議案につきまして協議の結果、第27号議案及び第28号議案を本日の日程に追加し、市長に提案理由の説明を求め、質疑、討論、採決を行いたいと思います。  議員各位のご理解、ご協力をお願いいたしまして、議会運営委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本和男) 委員長の報告は終わりました。  お諮りいたします。  ただいまの委員長報告のとおり、この際、第27号議案及び第28号議案を日程に追加し、議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、この際、第27号議案及び第28号議案を日程に追加し、議題といたします。 △日程第1 第1号議案~第8号議案 ○議長(杉本和男) 第1号議案から第8号議案までを一括して議題といたします。  初めに、各常任委員会の審査報告を各常任委員長に求めます。  総務委員会委員長川畑保範議員。 ◎総務委員長川畑保範議員) おはようございます。それでは、総務委員会常任委員長報告を行います。  本定例会において総務委員会に付託されました第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」のうちの本委員会関係部分及び第5号議案「平成16年度裾野市土地取得特別会計予算」について、去る3月5日に現地視察、同12、15日に審査を行いましたのでその概要を報告致します。■企画部関係[部長総括説明]  平成16年度裾野市一般会計予算のうち、企画部に関する歳入は50億8千922万1千円で、その主な内訳は起債や国県支出金及び財産運用収入であります。  歳出は39億7千456万3千円で、全体に占める構成比率20%、前年比65.2%の増であります。増加の理由は、税源補てん債の一括償還や基金積立などによるものです。  土地取得特別会計予算は歳入歳出3千850万円で前年比2.5%の減であります。主要事務事業につきましては、裾野市総合計画に基づき、短期実施計画で採択された事業や緊急性のある事業を予算化し進めて参ります。               =質疑の概要=[秘書室]Q:特別旅費の視察先と随行者の人数は。A:視察先はフィンランド、スウェーデン、デンマークで市長と随行1名を予定している。Q:海外視察3コースの中から北欧を選んだ理由は何か。A:福祉や環境施策の先進地であるため。Q:市長の海外視察の報告書はあるのか。A:調査団報告書が作成される。また、団長になれば全国市長会の「市政」に掲載される。県市長会には随行が報告書を提出する。Q:東部助役会負担金22万円の内容は。A:東部9市の持ち回りで、当番市として支出する。[男女共同国際交流推進室]Q:日本語教育委託には何人くらい参加しているか。A:平成14年度で年間45回開催し約640人が参加した。Q:国別ではどの国が多いか。A:ブラジルとペルーが多い。Q:結婚相談事業の平成15年度登録者数は。A:男性40名、女性19名。Q:男女共同参画推進モデル地区の須山と南堀の結果と手応えは。A:当初は理解できないという点もあったようだが、その後もう少し推進したいとの意見も出ている。南堀では区民新聞も発行している。[生き生き広報室]Q:無線放送施設備品整備の内容を具体的に示して欲しい。A:個別受信機とダイポールアンテナで、須山・富岡地区を対象にしている。Q:受信機の整備予定数は。A:須山地区373台、富岡地区32台の計405台。Q:受信機の単価はいくらか。A:本体が約4万円でアンテナが3万9千円。Q:同じ仕様で複数のメーカーから入札できないのか。A:親機のメーカーに合わせている。Q:印刷製本費のうち「くらしのガイドブック」の改訂は何年毎に行うのか。A:4年に一度行い、平成16年度が改訂の年に当たる。[財政室]Q:減税補てん債は平成16年度に一括償還するのか。A:その通り。Q:借りて返す形となるが。A:当初から借り換えを予定していた。一般財源から一気に返すのは財政上影響が大きい。借り換えにより平準化する。Q:財政調整基金に3億4千200万円が積み立てられているがその理由は。A:財政調整基金に積み立てると言っても現実的には10億9千万円が不足している。ただし、新設校の用地について14億2千900万円の起債を用いた結果、3億4千200万円を積み立てたものと言える。これは将来の事業の積み立てとなる。Q:起債の中で交付税措置となるものは何か。A:減税補てん債と新設校の校舎の起債の一部が措置対象となる。Q:三位一体の改革の中で、所得譲与税はその対応と言われているが連動するのか。A:三位一体の改革では、国庫補助負担金の削減について所得譲与税の一般財源化などで対応するとのことだが、所得譲与税は平成18年度までの措置と思われる。将来は住民税での対応となり地方の裁量が拡大するものと思われる。所得譲与税は直接連動しない。Q:臨時財政対策債はなくなったのか。A:当初は平成13年度から15年度までであったが、平成16年度以降もある。Q:短期実施計画では無かったと思う。市は今後のことを考えて借り入れしたい、積み立てたいと考えているのではないか。A:短期実施計画策定時には臨時財政対策債の存続は不明だった。平成16年度は7億円程度の発行が可能だと思う。借りたいとは思うが今後の状況を見ながら検討していきたい。Q:滞納繰越分予算見込みはどのようにして立てたのか。A:過去の状況を見ながら予算額を計上した。Q:財政は歳出をカットするだけでなく歳入の方も努力目標値を設定する必要があると思うが、どうか。A:税務ともヒアリングを行っているが滞納額を捉えることは難しく前年度並みとした。Q:財源確保も財政室として行うべきであると思うが。A:努力している。出来得る限りの予算計上となっていると考えている。[情報システム室]Q:市内外ネットワークシステム管理に要する経費4千137万1千円は予算書のどこに対応しているのか。A:13節委託料、機器保守、14節賃借料、機器の賃借料、リース料が中心。Q:19節負補交の新世代地域CATV施設整備事業負担金は、須山地区への国の補助が入っているのか。A:その通り。Q:給料5人分500万円が減額となっている。業務委託があるため1人減員されたと考えていいのか。A:職員は与えられた人数でやっている 委託等のこともあるがホストコンピュータ方式からクライアントサーバ方式に変わったということもある。Q:12節役務費の通信運搬費1千627万1千円で、幼稚園・保育園、小中学校への接続にメリットはあるのか。A:業務系の通信回線が高速化し、各支所ではISDNから光回線にした。学校関係の庶務事務を光回線にして学校で直接処理することが可能となる。Q:電子自治体として必要とは思うが、あえて1千627万1千円も掛けてやるべきことか。A:機器の集約や二重投資の回避による経費の節減を考えればメリットはあると考える。[企画政策渉外室]Q:行政評価事務に関わる職員数は何名か。A:ほぼ2名で行っている。Q:平成17年度導入とのことだが、長期的に見て増員の考えはないか。A:立ち上げるまでが大変であり、平成17年度以降は専門の職員が必要になると思う。16年度で検討したい。Q:8節報償費で17万円減額になった理由は何か。A:職員の事務改善提案に対する賞賜金を減額した。提案数が増えれば増額する。Q:行革大綱の中に事務事業の見直しが謳われている。職員の意識改革のためにはもっと予算を増やすべきではないのか。A:職員の通常業務の中で改善していることも多いので提案件数が少ないと思われる。Q:防衛施設リニューアル事業の内容は。A:国の補助要項の中で築後20年を経過した施設3コミセンを対象に考えている。Q:具体的な調査内容は。A:施設の構造の劣化や耐震診断。施設のリニューアルに対する住民の意向調査。またリニューアルする場合の概要等を調査する。Q:市民意識調査はいつ頃実施し、どのような内容か。A:市民ニーズの調査を行う。各部署から重要施策の中で調査したい事項を上げてもらい16年度の早い時期に実施したい。Q:最終的に調査結果はどのように反映させるのか。A:総合計画策定の中で必要な調査を行い、ニーズの把握により短期実施計画の組み替えを行う。また将来的な調査も行いたい。■総務部及び議会事務局監査委員事務局会計課関係[部長総括説明]  総務部所管の平成16年度一般会計のうち歳出予算総額は15億9千186万1千円で、前年度より1億5千334万円、10.7%の増となっております。  増額の主なものは、総務室関係参議院通常選挙に係る経費2千100万円、新規事業であります緊急地域雇用特別県交付金を財源とする公有財産台帳整備に伴う経費2千997万8千円。管財室の空調・給水タンク更新等庁舎維持管理工事に要する経費1億1千275万円。資産税室の固定資産税土地評価替準備に要する経費1千963万円等であります。               =質疑の概要=[議会事務局]Q:裾野市議会議員の報酬は少ない。議会事務局としてはどう考えるか。A:議員定数検討委員会で検討して頂く。Q:議員の法制研修は何回分か。A:1、2回を考えている。Q:研修内容についてはどのようにするのか。A:議会運営委員会に諮り、議員の皆さんとも協議していく。Q:議会の情報公開を進めるべきだがホームページがお粗末。予算化されていないのか。A:一部公開となっている。会議録の公開等について検討している。予算は付かなかった。[管理納税室・市民税室・資産税室]Q:法人市民税の過去の決算をみると、平成13年・14年度で8億円近くプラスになっている。16年度は前年度並みだがもう少し多めの見込みは出来なかったのか。A:企業は好調だが、予算編成段階ではかなりの円高だった。円相場によりかなり影響を受ける。年度途中の状況を見ていきたい。Q:特別土地保有税は課税廃止になったと思うが計上されているのは何故か。A:平成15年度の税制改正で課税はなくなったが、住宅販売で完売していない徴収猶予分が4件ある。猶予を取り消さなければならなくなった場合、納入してもらわなければならないことによる。Q:昨年大きなところが猶予でなくなったと思う。4件でいくら位になるのか。A:約2千700万円。Q:市民税の滞納繰越分が低く見込まれているが。A:滞納分の予算は前年度並みだが、臨戸訪問や督促状により1円でも多く徴収したい。Q:滞納者は口座振替でない人が多いのではないか。A:口座振替であっても滞納はある。現年の積み残しもあり機械通りには入らない。Q:人材派遣会社の人々に課している市民税はどれ位か。A:現時点ではデータ整理ができていない。6月には報告できる。Q:固定資産税の中の土地家屋異動データ更新業務委託は総数で何件ほどか。A:分合筆1千500件、家屋データ1千件、画地1千500件分を見込んでいる。Q:水道料金はコンビニ支払いになるが税金についてはどう考えているか。A:費用対効果を抜きにサービス向上の面もあるため検討していきたい。Q:たばこ税が同額だが本数の変化は。A:本数は減少しているか昨年7月に値上がりした。500万本ほど減少している。[総務室]Q:市役所全体を見渡す部署として先進地視察が必要。視察旅費の計上はどうしているか。A:特別旅費でなく普通旅費の中で行う。Q:税金や年金関係の通知は同時期に行われることが多い。郵便料金の節約のため封書1通で済ませる方法はないか。A:出来るかどうか検討したい。Q:15節工事請負費で、庁舎設備の耐用年数は何年か。A:庁舎建設後26年が経過しているが、空調と給水タンクはそのままの状態であるため、予算計上した。Q:近藤画伯のご遺族から寄附された建物の管理はこれまでと同じ管理か。A:16年度も同様に管理していく。Q:自治振興費の中の区長連合会補助金207万5千円の使途は何か。A:事業運営に係る補助金で、役員会や総会、感謝状贈呈式、研修費等に使われている。Q:研修視察費の予算は1人いくらか。A:約2万円で総額140万円前後。Q:区長には区長活動費が出ている。支出を見直す考えはないか。A:事業があるので見直しは難しい。Q:情報公開制度の利用者が少ないことについてどう考えるか。A:広報や新聞等で情報が流れているのでそれで足りているのだと思う。県下でPRする機運になったら検討したい。Q:庁舎管理費下水道使用料が入っていると思うが。A:下水道使用料は約100万円と見込んでいる。[工事検査室]Q:旅費の内訳は。A:工場の製品検査や県下20市検査員連絡会議県下検査員東部ブロック会議出席など。Q:工場の製品検査は裾野市の工事に使うものか。A:工場現場で使用するJIS規格以外の製品を検査する。[人事室]Q:職員健康診断の単価アップはなかったか。A:単価アップはない。増額については職員増による。Q:メンタルヘルス研修の対象は。A:16年度は昭和28、29年生まれの職員を考えている。Q:新規採用職員研修の実施項目は何か。A:前・後期研修と派遣研修。内部では自治法、公務員法、市長・助役の講話等のほか職場体験や市内公共施設巡りを実施している。Q:職員だけとは限らないが、しっかり挨拶のできない若者が増えている。職員の仕事はサービス産業であるので新規採用職員の研修にも応対接遇研修を入れて欲しい。A:初任者研修でも接遇・対人応対指導は実施している。Q:平成14・15年度には職員の行政施策研修があったと思うが16年度は。A:政策研修は隔年実施している。14年度に実施したので16年度予定している。Q:特徴的な行政施策を展開している市町村があるが、そのような自治体への視察研修は考えていないのか。A:県内であれば情報交換ができる。取り入れられるものは取り入れたい。Q:自治大学への長期派遣研修は実施しているか。A:16年度に実施予定。[会計課]Q:12節手数料は、本年6月からスルガ銀行に替わるが、静岡銀行と同額か。A:その通り。Q:静岡銀行の件は承知しているが、スルガ銀行も手数料を取るという話は聞いていない。A:昨年11月にスルガ銀行裾野支店長から文書で依頼があったので予算計上した。Q:静岡銀行とスルガ銀行が交互に窓口業務を行っているので、スルガ銀行も手数料を要求してくることについてはある程度予想はしていたが、依頼があったことの報告が当委員会になかった。極めて遺憾であり今後は十分配慮して欲しい。A:今後は報告します。Q:静岡銀行から手数料等の交渉とともに人件費を含めた約700万円の依頼もあったと聞いているが105万円で合意したということか。A:その通り。[監査委員事務局]Q:裾野赤十字病院への補助金1千300万円について監査委員は対応しているか。A:実績報告書を提出してもらっている。Q:監査する場合、費用対効果など専門的な部分についてはどう対応しているのか。A:評価的なものについては執行機関で進めている。事務事業評価が進んで行く段階で実施していくことになろうかと思う。  以上が質疑の主なものであります。  質疑終了後、本委員会に付託されました第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」のうちの関係部分及び第5号議案「平成16年度裾野市土地取得特別会計予算」について1議案ごとに討論・採決を行った結果、討論もなく全会一致で原案のとおり可決されました。  審査にご協力頂きました関係各位に心から感謝申し上げ、以上をもって総務委員会委員長報告とさせて頂きます。ありがとうございました。 ○議長(杉本和男) 厚生委員会委員長、高実子仁議員。 ◎厚生委員長(高実子仁議員) それでは、厚生委員会委員長報告をさせていただきます。  平成16年3月定例会において、本委員会に付託されました第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内の関係部分、及び第2号議案「平成16年度裾野市国民健康保険特別会計予算」、第3号議案「平成16年度裾野市老人保健特別会計予算」、第4号議案「平成16年度裾野市介護保険特別会計予算」について、3月5日に現地視察を行い、3月16日、17日に審査を行いましたので、その概要と主な質疑と結果について報告いたします。《市民部関係》     部長総括説明  市民部関係一般会計歳入予算額は、1億3千572万5千円。歳出総額は14億7千1万円で、前年度対比0.6%の減額となりました。  特別会計の内、国民健康保険特別会計歳入歳出総額は34億5千500万円となり、老人保健特別会計歳入歳出総額は30億6千万円で、市民部に係る総予算額は79億8千501万円で市全体の予算総額の25.8%となります。  主要事業は、市民室関係では住民基本台帳ネットワークシステムに係る電子証明事務が本年1月29日から開始されました。以前、3支所を一括して「支所費」としていたものを、今年度から各支所単位の予算立てとし、地域振興の中核の位置付けを明瞭にしました。  国保・年金室の国民健康保険特別会計では新規事業として「24時間電話健康相談事業」により、被保険者の疾病の早期発見・早期治療を目指し、医療費適正化対策事業を推進します。  防災交通室では、市民一体となり地域ぐるみの防犯活動をより強固なものにする為、組織の整備等防犯まちづくりを更に推進し、また、富士山ハザードマップ作成の業務委託を行います。  環境推進室では昨年度に引き続き、環境基本計画策定事業専門コンサルタント業務委託をしてまいります。また、犬・猫の苦情が多いことから啓蒙看板等の作成に加えて、地域環境の推進を図るため、所要の予算を計上しました。  美化センターにつきましては、平成16年2月から開始したプラスチック製容器包装の分別収集を継続して実施します。最終処分場関係では、施設の延命化を目的とした「管理適正化調査」を実施し、将来を見据えた維持管理計画を策定します。  以上のように市民部長の総括説明が行われ、日程に従い各課等の質疑が行われましたので、その主なものを報告いたします。[支所費]Q 深良支所、負補交、郷友会研修負担金の予算計上の理由は。A 夏場の道路の草刈り、桜まつり・運動会等、NPOと変わらない活動を継続、地域振興の活動実態に沿った予算とした。Q 支所の地域振興を決定していくについて、ある程度項目毎に予算化しないと、個人負担があるのではないか。A 地域差により行事への参加形態が違っている。今後支所長に地域振興策をたてていただき、3支所足並みを揃えるもの、独自のものを整理して欲しい。Q 支所長は休日の活動が多いと思う。その点の配慮が必要ではないか。A 予算・決算を市民課でまとめていたが、今回地区振興が処務規則にうたわれ明らかになった、今後は各支所単位で対応する。Q 地域振興はやらねばならないのは分かっていたはず。予算配分をしてやらないと支所長に負担がかかり過ぎる。6月の補正まで早急にやる必要はないか。A 支所に地域振興係を設置・東西公民館も同様、その辺の統一制等の問題点を指摘し、人的配慮も要望してある。初めてのスタート、問題点に対応していきたい。Q 富岡支所の倉庫設置工事は。A 小さな倉庫だけで、机・イスの収納場所がない。机・イスは、小・中学校行事等で使用のため保管場所を確保する。Q 地域振興について、3支所の他、東西地区はどのようにしていくのか。A 3支所と東西公民館地域振興係を設けたが、地域振興となると、東西・3支所で市の職員が係っていく必要がある。今後、支所と東西公民館地域振興係が会合をもち、統一性をもっていく必要がある。[戸籍住民基本台帳費]Q 歳入の臨時運行許可手数料は何か。A ナンバープレートの無い車の仮ナンバーの交付事務手数料。Q 住基ネットのカードの発行状況は。A 2月末で26件その半数が職員。個人認証が約半数の13件、平成16年は100人を見込んでいる。Q 賃金238万8千円は土日の事務扱いに関する賃金か。A そのとおり。庁舎閉庁時の死亡届、婚姻届等の受付のためで1日2~3件あり、加えて週3日勤務の賃金である。Q 住基カードの不正入手という事件があったが防止対策は。A 本人確認の厳格化のため、2点セットで認めようとするものに規則の見直しをした。Q 戸籍電算化セットアップについて来年はこれに関連した支出はあるのか。A ランニングコストのみで、約1千万円程度を予定している。Q 戸住基台帳、職員10人、臨時2人となっているが、昨年は臨時が入っていなかった。臨時2人を入れる仕事量に関係あるか。A 現状と同じ体勢で予算を組んでいる。Q 戸籍住基手数料2千800万円、この手数料を決定する根拠は。A 1件300円の単価の決め方は物価、人件費を考えて出す。18市町村で広域連携している。バラツキがあったが300円に統一した。Q 役務費、手数料50万4千円は何か。A FAXを使っており、伊豆市誕生による変更のための手数料。電子公印。[国民年金費]Q 全国的に収納率が落ちているということ。年金委員もいなくなった。裾野で何かやる必要はないのか。A 市長委嘱の年金委員は廃止。社会保険庁長官委嘱の5人の年金委員がいる。又、推進委員も活躍しており、広報、啓蒙活動、研修等を行っている。[老人医療事業費]Q 老人保健事業費の歳入で50万円だが、前年度と比べ減額したのは何故か。A 補助金申請して確定する。Q 高額医療費の払い戻しの現状は。A 平成15年度の平均で96.02%。[国保特別会計]Q 共同事業交付金の内容は。A 交付金、歳出増。国の交付金の制度改革により県連合会から入る分と国から入ってくる分が別々だったが一緒になった。それに伴い歳入の方でこの4分の1が国、4分の1が県ということで予算計上してある。医療費70万円以上高医療となるため、保険者が出資した中で運営・高額のものには応援していこうというもの。Q 資格証明書を発行されている世帯の受診率は。A 資格証明発行世帯106世帯。平成15年中3世帯が受診。資格証明発行者は悪質な滞納者が対象。税の公平性を考えなければならない。Q 委託料 アウトソーシングは何か。A TKCのシステムを国保特別会計で計上した。  TKCは固有名詞です。Q 使用料・賃借料も同じ理由か。A 職員の出張に係る高速道路使用料等の他、TKCのソフトCSのリース料が入っている。Q 一般被保険者高額療養費前年比2千100万円増だが、件数が増か。A 1件当たり費用額が増。1人で200万円以上の方もいる。Q 24時間電話相談も国保加入者が対象か。A 国保加入者と定められているが、全市民を対象としたい。Q 平成16年度想定加入者数は。A 一般が7千522世帯で1万4千322人。退職が1千494世帯で3千435人を想定。[塵芥処理費]Q 歳入、衛生手数料のごみ収集特別手数料が増えている原因は。A 事業系のごみの増、ダイオキシン関係で自己処理が出来ないため、センターへの搬入が増えている。Q 事業系ごみの持込み手数料は100キロ千円となっているが、細分する考えはないか。A 他市と同様の区分であるが、将来的には検討材料。Q 雑入、資源ごみ売却料が増えているがその原因は何か。A 新聞、平成14年キロ3円が、平成15年は5円、雑誌は平成14年キロ1円が、平成15年は3円と単価が上昇したことによる。Q ダイオキシン類測定分析業務委託料の増は。A 従来、年1回の測定を平成16年度は2回、廃ガスは3回を見込んだ。Q 乾電池、ペットボトル、生ごみが増え続けているが対応は。A 将来的にはごみ減量推進協議会を中心に減量を推進していきたい。Q 美化センター職員の健康管理に関する予算は。A 人事室で措置、一般職員より4項目多い検査を行っている。Q 破砕施設維持補修工事400万円は老朽化に対応できるか。A 毎年、この位の予算で、補修を重ねながら来ている。Q 破砕機は重要な機械。能力アップも含め入れ替える予定はないか。A 財政的に厳しい状況であるが、短期に載せて要求していきたい。[最終処分場管理費]Q 最終処分場埋立管理適正化調査委託は毎年行うのか。A 平成16年度が初めて。埋立て工法のマニュアル化、整備計画。Q その調査に基づく埋立て計画を立てるのか。A 現在はマニュアルがないので、この計画で進めたい。Q 浸出水処理施設修繕工事は現在トラブルがあるのか。A トラブルはない。回転円盤を2~3年に1回交換している。Q 最終処分場のサンドイッチ方式を見直すのか。A 基本的にサンドイッチ方式は変わらない。適合基準の調査を行い、整備計画を作成する。Q 今の処分場は当初10年計画だったが、今後どの位持つのか。A 13年、下の空いている部分を入れればプラス10年位と考えている。[交通安全対策費]Q 警察官派遣負担金750万円の内容は。A 警察官1名分の人件費、交通安全対策に対し警察本部からの警察官派遣である。Q 交通安全対策費は前年度と比較し、具体的に取り組まれるところは何か。A 市民要望として100件位あり、その対応のためで具体的にどこの地区等はない。Q 負補交の地域安全推進事業交付金10万円は何か。A 地域安全推進委員が30名位いる。その組織に交付している。Q 防犯灯を区長連合会から道路照明灯設置の要請があったが検討されているか。A 道路照明灯は1基70~100万円かかる。大きな交差点へということで管理課で取り扱っている。防犯灯は20Wだが今後検討していきたい。[公害対策費]Q 環境基本計画策定のスケジュールはどのようになっているか。A 平成15年度は市民会議を中心に資料収集してきた。平成16年度は再度、資料チェック、原稿の作成が主となる。[防災費]Q 木造住宅耐震補強補助金の対応に変わりはないか。A 県は高齢者に10万円の上乗せをする。市が10万円補助を計画したい。それについては、要綱等改正の中で、6月補正に間に合うように対応していきたい。通れば30万円プラス20万円となる。Q 富士山ハザードマップはいつ頃できるのか。A 平成16年度の早い時期にまとめるよう進めていきたい。Q 自主防災会は全区にあるか。A 地域で一緒になっている所もあるが、全てで空白はない。Q 防災訓練を9月に行政が、12月に地域で行っているが一緒にならないか。A 来年度防災交通室が設置される。その中で見直して活性化が出来る訓練をやっていただく。場合によってはモデル地区等指定してやっていただけたらと思っている。Q 備品購入の予定品目の数量は。A 可搬ポンプ10台、守衛室の防災ファックスは古く買い替え、災害用トイレ10基、その他ビデオ等。[環境行政費]Q 飼犬・飼猫適性飼養補助金で猫はどのようにしているのか。A 犬・猫も避妊手術の補助金で飼主への補助。Q 犬猫飼育地域環境推進費交付金の具体的内容は。A 具体的要綱は決めていない。地域からの犬・猫の苦情は多い。市内の一定地域の中でお願いし、地域で合わせて環境問題を考えていただく。[清掃役務費]Q マイバッグ運動にスーパーのレジ袋をごみ袋として使用できないか。A マイバッグ推進委員会ではレジ袋を減らしてマイバッグを進めていこうという方針、商店街を中心に協力体制を進めている。Q 指定袋を導入することにより、ごみは減ったのか。A ごみそのものは増えている。指定袋を使うことは、きちっと出す役割を果たす。Q きちっと出す役割は自治会組織によるものと考えれば、レジ袋を利用することも良いのではないか。A マイバッグ運動は全体的に過大包装のごみ化を減らす意識を消費者、業者、共に持ってもらうということです。[し尿処理費]Q 合併浄化槽の補助金額が他市より少ないのではないか。A 県の補助額である。浄化槽のみの入れ替えの場合、市は3万円の上乗せがある。《健康福祉部関係》     部長総括説明  平成16年度健康福祉部関係の予算の概要について、健康福祉部所管の平成16年度一般会計歳出予算は、行政組織の改編により新たに加わったヘルシーパーク裾野を含めて、39億9千52万2千円で、前年度に比べ2億5千134万円、6.7%の増となりました。増の主な要因は、老人福祉費、身体障害者福祉費、ヘルシーパーク裾野管理運営費等でございます。また介護保険特別会計歳入歳出予算は、16億4千600万円で、前年度に比べ、1億5千300万円、10.2%の増となりましたが、介護保険給付費の増によるものでございます。主要の事業、新規事業といたしましては、  健康課では、裾野赤十字病院充実事業、母子保健事業、予防接種事業、成人検診事業、生活習慣病調査事業、歯周病疾患の予防、40歳対象成人歯科健診事業、禁煙指導・支援の個別健康教育等でございます。  社会福祉課では、高齢者保健福祉計画見直しのための実態調査、地域支援センターの増設、高齢者筋力向上トレーニング事業、身障デイサービス整備事業補助、精神障害者社会復帰施設の運営費負担、生活保護業務システム導入等でございます。  児童福祉課では、東保育園耐震補強工事、次世代育成対策行動計画策定事業、各保育園保育室等整備事業、乳幼児医療費助成事業等でございます。  介護保険室では、介護保険は第2期事業計画の2年目となりますが、保険給付費はほぼ計画どおりに推移しております。  ヘルシーパーク裾野では、露天風呂増設事業、管理運営委託事業でございます。  以下、各課の主な質疑を報告します。[社会福祉総務費]Q 民生委員の3年一度の入れ替えは何人か。A 88名いる中で市としては、退任を希望するということは聞かず、区に任せていく。Q 賃金が増えているのは。A 昨年は1名分、嘱託の賃金は2名分で事務補助。Q 法外扶助費(DV関係)で昨年は旅費が足りなかったが。A DVは年により増減がある。一昨年は数が多かった。今年度2件位を想定している。Q 高額医療貸付金の増は。A 国保の高額医療費の貸付を社会福祉協議会(以下社協)に委託していたが、市が直接貸付けをするため。Q 直接にした意味は。A 社協だと振込手数料が掛かること、国保係との連携が必要なこと等。[老人福祉費]Q 在宅福祉委員報酬の増は。A 介護相談員が3名から5名になった。Q 委託料の生きがい対応型デイサービス事業は各地域に作れないか。A あじさいは介護認定を受けない方が対象の事業、このあじさいにも補助金減額の動きがあり、他に作ることは考えていない。Q 在宅高齢者「食の自立支援」は配食サービスと内容的に変わらないのか。A 平成15年度までは、配食サービスでやっていたが、名称変更に伴い、在宅介護センターでアセスメントをやっていくが、配食が必要な方のみへサービスに変更されていくものと思われる。Q 高齢者筋力向上トレーニング教室は12名、2コースで24名ということだが、3ヶ月で24名が年間の事業か。A 平成16年度は当初ということで、1年間で3ヶ月行う。Q 3種類の機械はいくらか。A マリノ210万円×2台、カンド君315万円×2台、トレーニングマシン210万円×2台を予定している。その他の器具として、安全フレーム63万円2台、測定器157万5千円、心電図115万円、長座体前屈測定器315万円になる。Q スタッフ5名は研修養成か。A トレーナー5名養成、スタッフも入るが、虎ノ門病院の方も入ってもらう。Q 機械はどこに置くのか。A 社会保健福祉会館の団体事務室に設置。Q 緊急通報システム推進事業は、現在どれだけ設置されているのか。A 110台、システムはNTT。1ヶ所の設置経費は、レンタル工事費1台9千900円、使用料月469円、協力者の保険も必要で補助は国が2分の1、県が4分の1。Q 在宅介護支援センター2ヶ所から4ヶ所に増、期間的に体制が整えられるか。A 体制は看護士に社会福祉士、地域型だと看護士のみ体制は整う。Q 老人措置費の富岳一ノ瀬荘建設借入金償還補助金はいつまでか。A 平成2年から20年間、平成21年まで。[障害者福祉費]Q 扶助費の重度心身障害者医療費で、県・市単があるが、県の補助対象が広がるということだが、何人位になるか。A 現在、身体障害者の1~2級を3級に広げる。平成16年度は補正で対応とのことなので、県での対応に沿う。補正対象者は160名。Q 重度心身障害者タクシー利用料金助成の利用率はどれ位か。A 実績は66名、率は少ない。[予防費]Q 委託料で日本脳炎の予防接種をすることになったのか。A 平成16年からリアルな型でやりなさいということで、平成11年生まれが1回追加、平成12年生まれが初めてで2回、平成13年生まれが初めてで2回ということで回数が増えた。[老人保健事業費]Q 委託料、生活習慣病調査事業委託の内容は。A 市民にアンケートをお願いし、疾患等の調査を実施する。Q 賃金増の理由として、非常勤の管理栄養士が常勤になったとの事ですが、その方は非常勤だったのか。A 管理栄養士は平成14年は欠員だったが、平成15年に常勤になった。Q 備品購入費でスモーカーを購入するとありますが何か。A 喫煙者の呼吸をチェックし、禁煙に導くデータを取る器具で10名位を2グループに禁煙教室を開催する。Q 委託料、基本健康診査で行う前立腺ガン検診の内容は。A 50歳以上の30%で1千747人を予定。330万1千円を計上している。[ヘルシーパーク裾野管理費]Q バス運行業務委託が昨年から300万円の減は何か。A 平成15年から土曜日を運休としている。平成16年も同じ。Q 浴室の照明が暗いとの話を聞くが予算付けは。A 定まった容量で配線されているので、根本的見直しが必要。Q 現在の採算ベースはどの様になっているか。A 1千500万円位の赤字。料金体系を考えていかないと、黒字転換は困難。平成16年度露天風呂建設と共に考えていきたい。Q 年間21万人の入館者で何%がバーデプールを利用しているか。A 併用も含めて15~20%。Q 食堂の民間委託への効果は。A 借上げ料の歳入が増えている。Q 露天風呂の建設は閉館してやるのか。A できるだけ閉館しないように考えているが、目隠し工事終了まで閉館と、現状の風呂場とのジョイントの時も閉館する。[児童福祉費]Q 次世代育成支援対策行動計画策定の内容は。A 今まで市町村が独自でエンゼルプランを作っていたが国の方針で、今後国、地方公共団体、企業が一体となって子育て支援をしていく計画を策定するようになった。その行動計画策定をするもの。この行動計画は常時雇用する労働者数が300人以上の企業も、行政も作る。Q 乳幼児医療費を県は小学校入学前まで引き上げるという事だが、裾野市の対応は。A 裾野市では4歳以上未就学児童については、自己負担1回500円で市単独費で無料化を実施している。Q 放課後児童対策事業委託で、指導員の待遇等変化はないか。A 指導員の健康診断を実施している。Q 家庭児童相談事業の非常勤職員(家庭相談員)は何名か。A 児童福祉課内で児童虐待等に対応していく方が2名で、社会福祉課から児童福祉課に移管される。Q 療育指導療法士派遣事業の内容は。A 1歳半、3歳児検診の時、児童相談員が付いて、障害の様子や相談を受けた幼児のその後のフォローを行い、且つ、成長過程への対応の相談等を行う。Q 児童福祉運営費負補交、委託児童負担金の現状は。A 平成16年2月現在の実績は委託81名、受託85名。委託は御殿場市が47名、長泉町15名、三島市6名。受託は御殿場市18名、長泉町27名、三島市32名。Q 児童福祉運営費の賃金の内訳は。A 保育士63名、給食員17名、用務員5名、平成16年度で保育士5名、給食員1名が増。Q 児童館費、母親クラブ補助金、幾つクラブがあるか。A 子供を持つ母親が集まって4クラブ作っている。地域3クラブ、市全域から集うマザーグースが有り、上部団体として裾野市母親クラブがある。Q 母子福祉費の母子生活支援施設措置での入所期間は。A 入所した方が自立できるまで、だいたい4~5年が目安、昨年は母親と幼児の1組を措置した。[介護保険室]Q 全体として黒字財政か。A 介護給付費準備基金繰入金2千300万円から持ち出している繰越しは2千万円で、1千万円は前年度繰越金、介護事業計画、平成16年~18年では赤字1千万円を超えているが、基金積立は1億6千万円余ある。Q 認定調査費の賃金の内訳は。A 常勤1名、事務補助1名、非常勤6名、計8名分。Q 認定調査は市の調査員でやっているか。A 平成15年は90%自前でやっている。Q 高額介護サービスの負補交の増は。A 高額介護が33%増したのは、入所者の増と非課税世帯の2万4千600円をオーバーする方が多いため、在宅の中には夫婦でサービスを受ける方もあり、合算で高額になる。Q 障害者控除の認定、対象者への案内は。A 証明書については介護保険室で証明するものではなく、障害担当でやるべきもの。今年度は介護保険室でやったが、今後検討する。Q 居宅支援住宅改修費が急に伸びているが250万円で大丈夫か。A 住宅改修は1住宅20万円までであるため、これ位で大丈夫。  以上で質疑内容の報告を終わります。  質疑終了後、討論、採決を行い、第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内、厚生委員会に付託された関係部分については討論もなく、全会一致で原案のとおり可決されました。次に第2号議案「平成16年度裾野市国民健康保険特別会計予算」については、反対・賛成討論があり、賛成の諸君の起立を求めたところ、起立多数により原案のとおり可決されました。次に第3号議案「平成16年度裾野市老人保健特別会計予算」、及び、第4号議案「平成16年度裾野市介護保険特別会計予算」については討論もなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  審査にご協力賜りましたことに感謝申し上げまして、厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(杉本和男) 休憩いたします。                       10時50分 休憩                       11時00分 再開 ○議長(杉本和男) 再開いたします。  産業建設水道委員会委員長、星野季夫議員。 ◎産業建設水道委員長(星野季夫議員) それでは、産業建設水道委員会委員長報告をさせていただきます。  産業建設水道委員会に付託されました、第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内の関係部分、及び第6号議案「平成16年度裾野市十里木高原簡易水道特別会計予算」、第7号議案「平成16年度裾野市下水道事業特別会計予算」、第8号議案「平成16年度裾野市水道事業会計予算」について、3月5日に現地視察を、又、3月8日・9日に審査を実施いたしましたので、審査の主な質疑と結果を報告します。《産業建設部関係》 部長総括説明  平成16年度産業建設部の総予算額は32億1千479万6千円で、前年度当初予算対比14.4%の増となりました。  一般会計の歳出総額199億1千100万円に対する構成比は16.1%となりました。  産業振興課では、農政関係で「米政策改革基本要綱」の制定、農業振興地域整備計画の変更に伴う台帳整備、梅の里整備事業に向けての測量の実施、林業振興に向け未利用資源活用計画等、間伐材利用による治山治水対策を実施していくと共に、商業関係では、商業活性化と推進、観光事業への参加を促進していきます。  管理課では、老朽化している舗装道路の補修等、様々な各区要望への対応等、第二東名工事関連の交差点等の改良工事を実施します。  建設課では、各地区の用水路の整備等、水環境整備、林道開設及び市道の改良整備等を実施していきます。  都市計画課では、佐野茶畑線街路事業の推進と地籍調査関係の進捗率の推進を図っていきます。  市街地対策室では、裾野駅西土地区画整理事業の仮換地指定に向けての各種調査や地元対応等の業務に取り組んでいきます。  以上の総括説明を受けた後、各課の予算審査を実施した。[産業振興課]Q 梅の里測量業務委託は全体を行うのか。A 桧の少し下の所より北側の測量を行う。  (この「桧の少し下」というのは、皆さんちょっとおわかりになっている方、わからない方があると思いますので。梅の里に真っすぐ入っていきますと、正面の高いところにヒノキの林があります。その下側から須山側の方を測量するという意味でございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。)Q 梅の植えてある箇所の土壌改良は考えているか。A 公園整備を進める上で実施していきたい。Q 芝桜の植栽は何年計画でやるのか。A 4年間で平成18年に終わる。Q 畜産予防注射の助成金は。A 平成16年から農協の補助で実施する。Q 家畜防役対策費、もし何かあった時、どこからお金が入ってくるのか。A 社団法人県畜産協会より。Q 昨年の話では、駅前駐車場をシルバー委託から機械化しても経費は変わらないということだったが、機械化の方向か。A 色々な業者に見積もりを取ったところ安価であり、24時間営業等の市民要望もあることから、機械化を実施したい。Q くらしのセンターの内容がすばらしい。消費者に対するPRはセンターの中で予算が少し削られているが、消費行政推進の中の消費生活展も含め伸ばしていくべき活動であると思うが。A 食の安全安心等、くらしのセンターでも相談を受け研修もしている。国・県にも紹介して対応している。ボランティアでやってくれており、予算要望もない。消費者団体と話しながら進めていく。Q ウォーキングフェスティバルの内容と予算の配分は。A 毎年、観光協会に委託し、ウォーキングを実施しているものである。Q 健康文化都市、歩け歩け運動は良いこと。全市的PRを。A 裾野駅とも提携を取り実施していく。Q 市でもらい受けた土地は、市で山の手入れをということ。周りに迷惑を掛けないよう早急な対応を。A 市有林については順次整備をしていきたい。Q 商工振興委託料、空店舗委託の内容と対象は。A 商工会に委託し、岩波の商店街で空いている店舗を借りて商店街で利用してもらう。Q 建設業組合補助金14万円の増の原因は何か。A 産業祭で親子大工工作をやっていただいている分をまとめて計上。[管理課]Q 河川維持修繕工事、昨年同様、昨年は大雨であったが、1千万円という予算の中で、その辺の状況は盛り込まれているのか。A 河川も道路もそうであるが、管理課の維持修繕費は少額のものが多い。大規模なものは建設課で対応してもらっている。Q 道路後退の支出が移ったというが、公有財産購入費は道路後退分だけか。  (この辺の「移った」という意味は、課から今度室とか、そういう意味のいろいろ動きがありましての表現でございます。)A 市単改良工事に伴う用地買収費プラス建築後退用地費。[建設課]Q 南外周道改良工事での、カーブの工事実施時期は。A 3月に入札し、工期は12月20日まで。Q 通学路整備事業500万円、地区要望で上がったものと思うが、要望の内容は。A 転落防止、白線の補修等通学路に関連したものである。Q 河川改良費、市単河川改良費、2千万円増であるが、昨年集中豪雨があったためか。A 増の原因は小柄沢の工事が始まるため、その他、豪雨に対するものは災害で取れるものは取っていく。Q 広域基幹林道の作業委託は。A 委託は土砂の撤去・草刈りなので、シルバー・森林組合に発注し、時期はそれぞれに合わせて発注している。[都市計画課]Q 第二東名関連の工事は、今里地先でこれから工事ということになるが、どの様になるのか。A 県道に車線を増やし、右折レーンを設置する。Q 佐野茶畑線、委託料1千200万円。鉄道施設調査設計委託等の内訳の中に、JRの方の設計費用は含まれているのか。A JRへの委託は、電気通信設備の委託のみである。Q 佐野茶畑線の完成目標年度は。A 平成20年を目標。[市街地対策室]Q 駅周辺整備計画の委託料7千800万円の内容は。A 換地設計業務、地区計画策定業務、物件調査業務の委託が主なものです。Q 住民の合意形成が必要。その点の意気込みを。A 昨年2月事業認可を受け、平成18年予定の仮換地指定に向け、地権者の意向も聞いていく。Q 審議会6回、開くタイミングはどういう段階で開くのか。A 平成16年6回、2ヶ月に1回、換地設計基準を定める等、審議会で決定することがある。Q 管理工事の内容は。A 用地買収後の整地看板等に使用。Q 公有財産3億5千200万円で何ヶ所か。A 3ヶ所で、約2千㎡。Q 残り2千㎡は、平成16年度の買収面積か。A 平成16年度の買収面積が2千㎡。《水道部関係》 部長総括説明  平成16年度水道事業会計予算は、収益的関係・資本的関係合わせて、14億3千356万9千円で、2千393万4千円の減となりました。  収入の営業収益につきましては、7億7千268万1千円、前年対比1千364万3千円の減を見込みました。  支出は建設改良事業に1億3千532万3千円を計上し、配水管布設や布設替工事を9件、その他市道改良工事、下水道工事に伴う配水管布設工事等を計画しました。  拡張工事は17件で2億5千266万4千円を計上し、第二東名関連工事に4千49万8千円、防衛関連工事に1億6千731万1千円を計上しました。  十里木高原簡易水道特別会計は3千510万円で、前年度と同額といたしました。  下水道事業特別会計の歳入、歳出総額は、13億4千200万円で、前年度比3.4%、4千700万円の減額です。平成16年1月末、下水道普及率23.1%、水洗化率71.78%であります。16年度下水道整備区域は、佐野二、伊豆島田地区で管路敷設延長L=4千748m、マンホールポンプ3基、工事箇所21ヶ所、整備面積17.5haで、公共下水道事業費6億3千100万円を計上しました。[業務課・工務課]   業務課と工務課は関連があるので、同時審査を行いましたので、その主なものを報告いたします。Q 16年度給水栓数1万8千、昨年1万7千600。給水栓数は伸びているのに給水収益は15年度より減となっているが、近隣の市町も同様か。A バブル以降、1人当たりの使用料が減っている。ここ10年で38.7L減少している。現行料金で計算すると、1日4円60銭の節水をしている。生活様式の変化、レトルト商品、飲料水、ペットボトル、自販機の普及等、ワンルームマンション等も増加してきている。近隣も同様である。Q 営外雑収益、ペットボトルの売れ行きはどうか。A 以前は缶で飲みきりだった。ペットボトルはフタをしておけばよく評判は良い。Q 原水費委託料、水質検査は昨年11ヶ所だったが検査箇所を増やしたのか。A 平成16年では3倍、11ヶ所は変わらないが年4回と回数増、検査項目、検査精度の改正による。Q 委託料に緊急資材保管が掲載されていないが。A 委託はしているが、委託料を払わない方向で、業者と保管契約を結んでいる。Q 総務費、広報活動費、水道週間で84万円、平成14年、15年に比べて増となっているが、内容を変えるのか。A 水道料金のコンビニ支払いが出来ることをアピールしていくため、若干増額とした。Q 量水器購入費353万4千円、購入個数は同量だが、昨年より金額が多い原因は。A 量水器の単価が変わった。鉛を使用しないものになった。Q 固定資産購入費80万円は何か。A 須山の調圧槽設置の用地購入80㎡。Q 水道料金、コンビニの取り扱い箇所は何ヶ所か。A 全国の3万7千~3万8千のコンビニが対象。引っ越しの関係もあり、どこでも対応出来るよう考えている。Q PR方法は。A 料金納付書に記載し発送していく。水道週間にもPRしていく。Q コンビニから来る請求は何で支払うのか。A 手数料で支払う。Q コンビニへの手数料、1件当たりいくらか。A 1件60円前後以下。〔十里木高原簡易水道関係〕Q 人口の増減もあると思うが、昨年と同額の予算で良いのか。A 人口も夏冬の変化はあるがほぼ同じであり、特に施設の変更等もないとの状況なので、昨年と同額予算とした。[下水道課]Q 公共下水道認可地域、平成15年まで216ha。これに対する実績、又、内容に変更はあるか。A 216haは平成12年度末に変更し、現在321ha事業認可を取ってある。現在整備率26.5%、整備面積216.6ha、人口割の普及率23%、水洗化率71.78%。Q 委託料の3処理分区水質検査業務委託360万円、現在3ヶ所、来年4月に水窪のところが供用開始ということだが、その分は。A 平成17年に供用開始のため、平成16年は3ヶ所分。Q 富沢、桃園、南町は人口が密集している。下水道には効率の良い地域。今の下水道管に繋げられないか。A 裾野市は裾野市の地域で出来るがお金は掛かる。南町まで下がったものをポンプアップして二ツ屋の幹線に繋ぐことは可能だが、流域から考えるポンプアップ等の経費は削減していきたい。Q 起債の予測と現実との考え方はどうか。A 各市町それぞれ普及率80~90%に近くなれば、ある程度予測どおりとなる。Q ほぼ順調ということで良いか。A 水洗化率は家庭の事情もあり、すぐに接続してくれる方、してくれない方等、様々。接続してくれるよう努力していく。  以上、細部について質疑を行いました。  質疑終了後、討論、採決を行い、第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内の関係部分、及び第6号議案「平成16年度裾野市十里木高原簡易水道特別会計予算」、第7号議案「平成16年度裾野市下水道事業特別会計予算」、第8号議案「平成16年度裾野市水道事業会計予算」については、討論もなく全会一致でいずれも原案のとおり可決されました。  審査にご協力いただきました各位に感謝申し上げ、産業建設水道委員会の委員長報告といたします。どうもありがとうございました。 ○議長(杉本和男) 文教消防委員会委員長、勝又國重議員。 ◎文教消防委員長(勝又國重議員) 文教消防委員会委員長報告を行います。  文教消防委員会に付託されました、第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内の関係部分の審査を行うために委員会を開催しました。  3月5日は現地視察、3月10日は教育部、3月11日は消防本部の審査を行いましたので、その審査の主な質疑の概要と結果について報告いたします。 ≪教育部関係≫  初めに教育長の総括説明が行われました。  平成16年度の重点施策及び課題につき、4点の説明がありました。  第1点目は、「学校二学期制」です。本年度に市内小・中学校の一部で、学校二学期制を試行します。子供達が長期的な見通しのもとに、学習と家庭・地域での生活とのつながりを図り、じっくりと、ゆとりを持って学ぶことができる学習を推進するためです。  2点目は、「南小学校建設」です。平成18年4月開校を目標に、平成16年・17年度で校舎建設、平成17年度に屋内体育館及びプールの建設を進めていきます。これからの学校施設に求められている「多様な学習内容・学習形態による活動を可能とする施設」「少人数指導による学習、グループ学習、児童の学習の成果の発表などに活用できる多目的な空間を取り入れた施設」「必要に応じた地域住民の利用が可能な施設」を視野に入れ整備していきたい。  3点目は、「中学1年の35人学級編成」です。静岡県教育委員会が平成16年度から、中学1年が学年3クラス以上ある学校については、「35人学級」を実施する方針を打ち出しています。この目的は、小学校から中学校に移行する時期に問題行動が増えるという傾向が見られるため、学級定員を引き下げ、きめ細かい指導ができる環境を整備するものです。市内では、西中学校、東中学校、富岡中学校が該当します。  4点目は、「社会教育の充実」です。学校・家庭・社会の連携の下、家庭教育を社会全体で支援する体制づくりや、新たな地域コミュニティづくり、知識・技術の習得、社会体験・自然体験活動、芸術文化・スポーツなど、生涯にわたる様々な学習機会の充実を図るための施策を、県と連携を取りながら、推進していきます。  続いて、教育部長から教育部に関係する予算案の概要説明がありました。  教育部関係の平成16年度歳出予算額は、42億4千827万6千円で、一般会計予算総額に占める割合は、21.3%です。前年度予算との比較では、3.3%の伸びとなっています。  前年度当初予算額との比較では、13億1千698万4千円、44.9%の大幅な増ですが、西小学校分離新設校・南小学校の建設事業に伴う裾野市土地開発公社からの学校用地の再取得が主な要因です。  各課、室、館の主な事業について[庶務課]  平成18年4月開校に向け、南小学校の建設に着手します。校舎建設に伴う請負契約の締結及び土地取得につきましては、早ければ、6月定例会に議案の上程を予定しています。  また、「学校環境衛生の基準」の一部改正に伴い、小・中学校、幼稚園でホルムアルデヒドなどの大気環境測定を実施していきます。[学校教育課]  「学校二学期制」の試行、中学1年の「35人学級編成」の導入を実施していきますと共に、従来からの低学年多人数学級補助講師については、配置基準を見直し38名以上の学級から34名以上の学級に配置することとします。  また、新たに養護教諭補助講師を配置することとし、16年度は3名を予定しています。[学校給食課]  給食センター配膳室・洗浄室及び西小学校給食室のエアコン整備を行います。  また、15年度より、日本スポーツ振興センターからの指定を受けている「学校給食における学校・家庭・地域の連携推進事業」につき、引き続き実施し、学校給食を通じ、児童・生徒が生涯を通して健康に過ごすための、望ましい食生活のあり方の実践研究を行っていきます。[社会教育課]  生涯学習の推進に努めると共に、生涯学習の拠点施設である十里木キャンプ場の改修整備を行います。新規事業として、16年度から5ヶ年計画で、市内の特徴ある文化財の調査を行い、地区ごとに文化財巡りの冊子の発行を行います。16年度は西地区を予定しています。[東西公民館]  富士見台地区公民館の建設補助を行います。なお16年度から東西地区の振興事業として、東西区長会の事務の一部が所管事務として追加されました。[鈴木図書館]  各種図書・視覚資料の整備充実、「ファーストブック」の実施はもとより、図書館業務の電算システムの更新、インターネットによる蔵書検索を導入し、利用しやすい図書館を目指していきます。[市民文化センター]  芸術文化に対する市民ニーズの把握に努めると共に、自主文化事業では、広範で、より高質な芸術鑑賞の機会の提供に工夫していきます。[富士山資料館]  特別展・企画展の充実を図ると共に、独自の新作映像を使用した展示用映像製作を行っていきます。[体育課]  新規事業として、市民の体力増強及び泳力向上のため、要綱で定める市内及び近隣市町の温水プール施設と提携し、市民の利用料の一部を助成する「市民水泳振興事業」を実施していきます。  また、市民体育館トレーニング室の器具の充実を図ります。《質疑の主なもの》[庶務課・学校教育課・学校給食課]Q 予算要求して、大幅に減額或いはカットされたものは。A 工事費・委託料は短期に基づくもので、大幅カットはない。  学校教育課で非常勤講師のフルタイムを要望したが、従来通りとなった。Q 教育に力を入れるという市長の考えだが。A 復活もした。実態に合わせてやっている。非常勤講師については、もう少し様子を見る。Q 学校管理にて、校舎の外灯の整備がバラバラ、外灯増設は。A 安全管理点検をしてもらっているが、要請なし。調査する。Q 理数系が弱い、学年が上がるにつれ理解度が落ちると聞くが、市内ではどうか。A 県レベルと比較し、小学校は同等、中学校は上回っている。Q パソコンは、従来は何台で、更新後何台となるのか。A 2人で1台から、1人1台になる。各校20台から40台となる。Q 中学1年の35人学級だが、適正かどうか。A 何人が適正かは難しい。35人は文部科学省から出た数字、30人学級への過程かと思う。Q 市費負担非常勤講師の、「先生の経験者と先生を目指す人」との比率は。A 大半が「目指す人」である。相談員・技能系は経験者の方が良いが、若い人も育てたい。Q 校内LAN整備後の活用方法は。A 授業はもとより、職員会議でも有効活用していく。学校間LANは情報システム室で考えている。Q 学校二学期制での、子供たちへの影響は。A 子供たちにゆとりができる。教師との触れ合いも増え、体験学習にもじっくり取り組める。児童会活動などは、既に二期制である。Q 食育事業についての取り組みは。A 食の自己管理能力などを計画し、自分の健康は自分で管理できるようにしていく。Q 心の教育相談員の資格は。A 臨床心理士の資格は持っていない。充実を図っていくが、県から派遣のスクールカウンセラーの1人は資格を持っている。[文化センター・鈴木図書館]Q 文化センターの駐車場について、旧消防署跡地の利用を考えなかったか。A 特に考えていない。Q 外壁調査ということで、雨漏り対策とのことだが、鉄筋で築12年程度ではおかしいが。A 雨漏りも大きなものではない。赤外線で調査を行う。Q 視聴覚ライブラリー費では、16ミリフィルムから、ビデオに切り替えか。A その通り。今後、16ミリフィルムは購入しない。DVDは検討していない。Q 美術室・工芸室などの利用料について、検討の時期だと思うが。A もう少し、様子を見たい。Q 文化センターの稼働率アップの施策は。A 稼働率よりも、利用者が減っている。学校関係など受け入れていきたい。Q 文化センター会議室での備品整備は。A ビデオプロジェクターは昨年購入した。放送機器の整備を考えている。[社会教育課・東西公民館・富士山資料館]Q 東西地区の区長会の事務については。A 現在も一部実施している。3支所と調整している。職員については、人事室で考える。Q 青少年ホームの改修予算なし、古い建物だが大丈夫か、移転構想は。A 現在維持補修は必要ない、(仮)生涯学習センターとの関連は17年度に調査・研究をする。Q 東地区コミュニティ施設の開閉作業など、学校側とのトラブルはないか。A 学校とのトラブルはない。駐車場が一杯で出られないなどの苦情は聞いている。Q 富士山資料館の、学校での総合学習や生涯学習の場などでの活用は。A 校長会などにお願いし、昨年はかなり利用されている。Q キャンプ場は6月から9月開場だが、9月の利用はどうか。A 9月は利用少ないが、各団体の活用によい時期、キャンプ場のアルバイトではなく、臨時職員が対応する。閉場について、運営委員会で検討する。Q 成人式は、今までどおりの計画か。A アンケートでは、式典については良い、日程も成人の日の前日で良いとの結果で、今年度と変わりなく実施していく。Q 富士山資料館の合併浄化槽設置工事は何人槽か。A 85人槽で計画している。浄化槽工事・植木移植費などを見込んでいる。Q 富士山資料館の根本的な立替・移転は考えられないか。A 難しい問題である。地元の人達の協力も必要である。Q 市史刊行物の販売は。A いろいろ努力はしている。後世に残すものであり、資金回収が目的ではない。[体育課]Q 総合グラウンドの購入は何㎡か、総面積での借地割合は。A 購入は、2千200㎡。駐車場とグラウンド合わせ3万1千400㎡のうち、借地は2万4千900㎡である。Q 市民水泳振興事業では、個人ではどのくらい使えるのか。A 1人300枚を限度と考えている。Q 市民水泳振興事業での、市内民間施設利用の制約は。A スイミングスクールを実施しているので、空いている時間帯の利用となる。Q スポーツ指導者養成とは。A 日本体育協会のC級公認指導者の養成を、2名考えている。Q ランニングマシンなどの入れ替えをリースとした狙いは。A リースは5年を目安としている。10年経過では故障も多い。機械が消耗しないうちに替えられる。Q トレーニング室、各々の機械のパットが老朽化しているが。A 修繕については体育館全体の修繕費の中で対応していく。≪消防本部関係≫  初めに消防長から総括説明が行われました。消防費全体の予算は、7億5千730万5千円で、一般会計総額に対する消防費の比率は、3.8%で、前年対比2.2%の増です。 主な事務事業について①三市二町の共同通信システム、すなわち119番受信共同化が始まり、その負担割合の予算や派遣職員3名を引き続き派遣することといたしました。②いつ起きてもおかしくないと言われる「東海地震」に備え、災害時や人命救助に対応いただく消防団及び災害時応援支援隊の充実を図ると共に、スペクトいわゆる静岡県緊急防災支援室に1名派遣することといたしました。災害時の被害情報収集、救援活動の連絡調整など、県内市町村の災害応急対策が迅速且つ的確に遂行できるよう支援するものです。③職員の研修・講習においては、初任科研修に3名派遣、専科教育の5課程に各々1名派遣いたします。また救命率向上のため、救急救命士資格取得に2名育成派遣いたします。救助技術訓練指導会には、昨年に引き続き4種目に出場予定です。④消防施設関係では、高規格救急車の更新をはじめ二相波形式除細動器の購入、耐震性貯水槽3基並びに富岡分団のホースタワー更新を行います。⑤市民の皆様を対象とした講習会では、3年前に起きた新宿歌舞伎町の雑居ビル火災を教訓に防火管理の基準が見直されたため、防火協会との合同による甲種防火管理者取得講習を引き続き実施すると共に、応急措置として、市民を対象にした普通救命講習も実施したいと考えております。《質疑の主なもの》Q 女性消防の制服の更新時期や規則は。A 要綱はないが、任期単位で検討する。退団者用の再利用も考える。Q 高規格救急車の更新で、新車は茶畑分遣所配車で、現在分遣所の3号車が本署配車ということだが、本署に影響はないか。A 救急3号車も準高規格車で、十分対応できる。Q 救急救命士が6名となった時の配置計画は。休暇などを考慮すると12名体制が万全か。A 現在は本署、分遣所2名ずつの配置。6名の場合は出動件数を見て配置する。12名ならば完璧である。Q 救急救命士は、60歳定年まで救命士活動では大変だと思うが。A 体力的にもハードであり、40~50歳くらいが理想である。全体職員のバランスを見ながら、増やしていきたい。Q 分遣所の新設には10名の職員が必要とのこと。2名ずつ5ヶ年計画で増員など検討されたか。A 消防職は臨時職員ではだめで、定数条例もある。行政全般の問題である。Q 無線機3機の設置場所は。A 車載と携帯局2機。車両については、12年ごとに更新の計画である。Q 三市二町消防通信指令施設の負担金が増額となっているが。A 機器の保守点検料の負担による。Q 消防団員の訓練や活動の見直し時期ではないか。A 活動機会が多いと仕事に差し支える、少ないと覚える機会がない。一長一短で難しい。Q 常備消防と非常備消防の現場での道路規制・誘導などの役割分担は。A 署と分団との役割分担は、合同で訓練している。今後も訓練を通して検討していく。Q 静岡県緊急防災支援室への派遣は。A 現在は下田市から1名派遣、本年は裾野市の順番。期間は1年を考えている。人件費のみ裾野市負担である。Q 火事現場で、隊員は無線機を携帯か。A 隊長などは保持しているが、無線が聞こえない場合があり、伝令・拡声器で対応している。  以上で、質疑内容の報告を終わります。  質疑終了後、討論・採決に移り、本委員会に付託された第1号議案「平成16年度裾野市一般会計予算」の内の関係部分について、討論もなく、全会一致で原案のとおり可決することに決定いたしました。  審査にご協力いただきました各位に感謝申し上げ、文教消防委員会委員長報告といたします。 ○議長(杉本和男) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。  なお、報告書の誤字、脱字及び数字の読み違い等につきましては、議長により議事録を修正させていただきます。  ただいまから1議案ごとに質疑、討論、採決を行います。  第1号議案 平成16年度裾野市一般会計予算委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  本案に対しては、小澤良一議員外1名から、お手元に配付してあります修正の動議が提出されています。  これを本案とあわせて議題とし、直ちに発議者の説明を求めます。  21番、小澤良一議員。 ◆21番(小澤良一議員) それでは、皆さんのお手元に04年度、平成16年度の裾野市一般会計予算に対する修正動議の提出をしておりますので、見ていただきたいと思います。  私たち日本共産党は大橋市政に対して是々非々の立場で臨んでおりますが、評価すべきものは評価する立場でありますが、本年度の04年度、平成16年度予算についても問題点がありますので、修正をいたすことにいたしました。  修正の主な点は3点であります。1点目は、裾野駅周辺整備事業であります。この件につきましては、大橋市長が地区の関係住民より、区画整理事業に反対する住民から、区画整理事業地域から除外してほしいというこの要請に対して、市長自ら除外を受け入れました。しかし、施行条例、規則の中で、話し合いをする中で除外者はなくなるということでありましたが、いまだかつてそういう行為は市長自らがすることはありません。そういう中で、区画整理事業については既成事実をどんどん積み上げ、事業に着手するという状況であり、本予算にも用地3件の土地買収と、それから補償費を計上しております。今回につきましては、これらの事業並びに土地補償費についてはすべて削減をいたしました。  2点目は、市民要望に十分応えていないという点であります。各区長を通じての毎年度の区民の皆さんからの、住民の皆さんからの要望は非常に多く、毎年度300件以上を超しております。そういう中で今回も予算を計上しておりますが、前年度並みであります。今回の中で特に重点的に予算計上の修正をしているのは、道路新設改良費で5億円、河川改良費で1億円を計上して、市民要望に応える措置といたしました。  3点目は、財政運営の財源のあり方であります。今回も非常に起債を計上してあります。もう一方では、当初より3億4,000万円余りの基金の積み立てを計上しています。今財政状況が厳しい中で借金を増やすのではなく、ある財源で措置する中で借金を減らしていくべきだという観点から、起債の制限をし、基金を充当いたしております。  それでは、具体的な予算について説明いたします。それぞれページ数が書いてありますのは、この修正動議のページであります。それらに関連するページについては、本予算を少しページ数を言いますので、見ていただければと思います。  予算修正案の第1号の第1条中の199億1,100万円を8億7,998万2,000円を歳入歳出減額しまして、190億3,101万8,000円に改めるものであります。  2ページをお開きください。本予算は9ページであります。起債を土地区画整理事業1,100万円を削減、新設校建設事業15億1,840万円を基金積み立ての3億4,000万円を充てて11億7,840万円としました。減税補てん債は、一般財源の1億5,258万2,000円を充てて9,741万8,000円としました。起債合計は、削減額は8億7,998万2,000円といたしました。  次に、4ページ、本予算では26ページあるいは40ページになります。土木費国庫補助金、これにつきましては土地区画整理事業費、国庫補助金の3億7,640万円を減額しております。それから、歳入の市債では、先ほど説明しましたように土木債の土地区画整理事業1,100万円を減額、それから教育債につきましては基金3億4,000万円を充てて11億7,840万円としております。それから、減税補てん債は、先ほど言いましたように一般財源の1億5,258万2,000円を充てて減額しております。  次に、5ページです。本予算では152ページから153ページ、157ページ、162ページに当たります。道路新設改良費のところですが、本年度予算3億5,000万円を5億円にいたしました。そして、工事請負費を1億9,810万円から3億4,810万円にしております。土木費の河川費では7,698万2,000円を1億にしております。工事請負費は5,228万2,000円が7,530万円にしております。都市計画費、土地区画整理事業裾野駅周辺整備事業ですが、これが全部諸事業を減額し、国庫補助金、地方債を減額しております。  それから、6ページでありますが、本予算では190ページに当たります。小学校建設事業費ですが、地方債のところを先ほど申しましたように基金の3億4,000万円を充てて、地方債11億7,840万円にしております。それから、基金は3億4,000万円の基金でありますが、一般財源の基金であります。これはそっくり3億4,000万円減額しております。基金利子の235万円だけはそのまま計上しております。  あとは、起債は最後のページ、7ページでありますが、予算書は240ページであります。ここは先ほど述べましたように5億3,580万円を減額して、04年度、平成16年度末は164億284万1,000円になるように予算計上しております。  修正と、予算の本案との兼ね合いを説明いたしました。 ○議長(杉本和男) 説明は終わりました。  修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  4番、土屋篤男議員。
    ◆4番(土屋篤男議員) それでは、第1号議案 平成16年度裾野市一般会計予算について、原案賛成の立場から討論を行います。  本議案につきましては、各委員会に付託され、慎重に審議が行われ、先ほど各委員長報告がなされたところです。以下、賛成理由を述べます。  本議案につきましては、当初の市長からの予算大綱にも述べられていますが、住民の福祉の増進を図ることを目標とし、短期実施計画を基本に、新設小学校建設から市民生活に直接かかわる事業まできめ細かい予算編成となっています。庁内での経費削減努力も行われ、長期的視野に立った予算と言えます。  裾野駅周辺整備につきましては、県知事の事業認可も得て着々と進められているところです。道路、河川の改良費も土木費、道路橋梁費、道路新設改良費や道路維持費、また土木河川費、河川改良費で、区長要望等に対しまして約6,000万ほどの予算が組まれています。地方債につきましては、さきの総括質疑の答弁にもありましたが、世代間を超えた公平な負担という意味合いもありますが、公債費比率は例えば14年度は10.9%と県内でも低い方であり、健全財政であると言えます。また、財政調整基金につきましては、将来にわたる大型事業の財源として必要であります。  各常任委員会での審査では議員質疑に対し当局より丁重に答弁をいただきましたし、市長にはさきの一般質問では議会側の意見を即座に取り入れていただくなど、積極的かつ前向きな対応となっています。  以上により、第1号議案の原案に賛成の討論といたします。 ○議長(杉本和男) 9番、岡本和枝議員。 ◆9番(岡本和枝議員) それでは、第1号議案 2004年度、平成16年度の裾野市一般会計予算について、修正案に賛成、原案に反対の立場で討論いたします。  最初に断っておきたいと思いますが、私たちの会派日本共産党は2004年度裾野市一般会計予算すべてに反対するものではありません。評価すべきものはきちんと評価しています。しかし、どんなに評価できるものが入っていても、他方、どんなに認めることができないものが入っていても、それらをすべて一括して賛成か反対かということになれば、原案に対して修正案を提案することは議会制民主主義にのっとったものだということを申し上げておきます。  原案に反対の理由は大きく3点あります。第1点は、裾野駅周辺整備事業費として事業調査委託料7,800万円、内訳は換地設計業務、地区計画策定、物件調査業務です。工事請負費1,100万円は事務所の増築工事、事業用地の管理工事等です。土地購入費は3億5,200万円、補償費2億7,200万円を計上していることです。大橋市長は土地区画整理事業の施行条例制定を前に、駅西住民の方との話し合いの中で住民の質問に答えて、「区画整理事業が嫌な人は除外します」と自らきっぱりと約束しました。それに対し住民から、「市長、そんなこと言っていいんですか。そんなことできるんですか」との疑問の声が出ましたが、市長は「市の最高責任者は私です。最高責任者の私が発言しているのです」と自らの約束発言を力強く確認されました。施行条例の審議の中で、除外発言を前提にして、除外者とは十分話し合って納得してもらうので、除外者はいなくなると答弁されています。しかしながら、最高責任者自らの発言の誠意ある履行はされたでしょうか。約束された住民の除外申請はいつ認められるのでしょうか。約束をされた最高責任者である市長自らが、自らの発言に責任を持って十分話し合ってこられたのでしょうか。市長の約束は守らなければなりません。約束を履行せずに強引に進める駅西区画整理事業は認めるわけにはいきません。  2003年度、2004年度と土地購入物件補償を行っていますが、区画整理事業内での建築制限によって、この地に住み続けることを放棄せざるを得ない人が生じています。そして、鎖の張られた土地、「事業用地」と書かれた看板をかけられた土地を朝な夕なに目にするに当たり、自分たちが住むこの町はどうなってしまうのだろうという不安がわき起こってくるという人がおられます。市は区画整理事業はまちづくりと宣伝しておられますが、住むことを放棄せざるを得ない人たちが出る、これはまち壊し、まちつぶしと言われても仕方ないのではないでしょうか。  2点目は、住民からの身近な道路整備や河川整備の要望に十分に応えた予算になっていないということです。区長さんを通じて住民から出されている要望は年間300件以上になり、予算不足を理由に要望が実現されていない現状です。私たち日本共産党は、各区からの要望に十分応えれる予算とすることを予算要求で市長に行いました。また、新聞報道によりますと、会派五竜クラブの皆様は予算編成の要望書で区長要望に対応する予算を増額し、5億円以上とすることと予算額を具体的に提示して要求を出されておりましたが、計上されませんでした。私たちの要望は市民の要望であり、私たちの指摘は市民の指摘だと思います。  3点目の問題は、小泉内閣の三位一体政策路線をどう見るかという点からの反対です。大橋市長は、借金を増やし、また財政調整基金を増やしているという現状を見ることが大切だと思います。国が責任を放棄して財源移譲をするといっても、100%財源移譲することはありません。起債を起こす、これは借金です。その結果、不交付団体から交付団体になったとしても、財政需要額に算入して借金返しの見直し保証もありません。全国の例は、借金漬けで、借金返済のために財政の硬直化が起きているのは他山の石です。自主財源でできるものは自主財源で進めるべきです。ところが、市長は借金を増やし、基金積み立てをやっています。これは財政運営上問題であり、借金返しにより市民要望がさらに制限される道へつながっていくのではないでしょうか。  そこで、私たち日本共産党は修正案にこれらの問題点を指摘して、修正を加えました。1つは、住民合意のない駅西区画整理事業、除外申請を出された住民の皆さんに対し、真摯に向かい合うこともせず、とりあえずは1万1,000平米の土地を買収せねばと既成事実を積み上げている予算は削除しました。会派新世紀の皆さんも市長への予算要求の中で、裾野駅西土地区画整理事業の円滑な推進のために地元地権者と十分協議し、開発同意の上で進めると要求されています。現時点で合意はありませんから、新世紀の皆様も賛同は得られる内容ではないでしょうか。  2番目に、市民要望に応えれる予算にするために、道路建設改良費5億円を、河川改良費を1億円計上しました。この内容は会派五竜クラブの皆様にも賛同していただける内容だと思います。  また、3点目は、将来の財政運営のために基金を減額し、起債の発行額を抑えました。  原案と比較して日本共産党の修正案は、会派五竜クラブの皆様の要求を、また会派新世紀の皆様の要求を生かしたものとなっております。皆さん自らの要求を盛り込んだ、財政力豊かな裾野市にふさわしい、住民の声に応えた必要な住民サービスを行える修正案であると自信を持って提案いたします。どうぞ皆様の賛同をお願いして、修正案の賛成討論を終わります。 ○議長(杉本和男) 以上で通告による討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  これより第1号議案 平成16年度裾野市一般会計予算の採決に入ります。  まず、本案に対する小澤良一議員外1名から提出された修正案について、起立により採決いたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) ○議長(杉本和男) 起立少数と認めます。  したがって、修正案は否決されました。  次に、原案について起立により採決いたします。  原案に賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) ○議長(杉本和男) 起立多数と認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。  休憩いたします。                       11時57分 休憩                       13時29分 再開 ○議長(杉本和男) 再開いたします。  第2号議案 平成16年度裾野市国民健康保険特別会計予算委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  21番、小澤良一議員。 ◆21番(小澤良一議員) それでは、第2号議案 04年度、平成16年度裾野市国民健康保険特別会計予算に反対の討論をいたします。  反対の理由は、03年度、平成15年度に国保税の引き上げをそのままにして、被保険者の税負担を重くしていることです。そして、その結果として税の未納額を増やし、滞納額を増加する結果を生み出していくということであります。  国民健康保険税の引き上げは、03年度、平成15年度より行われ、国保税医療分は所得割100分の5.8、資産割100分の36、均等割2万1,600円、平等割2万1,600円、賦課限度額52万円になりました。介護納付金分は所得割100分の0.8、資産割100分の3、均等割4,800円、平等割3,600円へと引き上げられました。引き上げ率は約15%であります。  国民健康保険加入者は、小売店者や農業者など自営業者や企業を退職した人が加入しております。財政基盤は企業の組合健保に比べて非常に弱く、それだけに国の財政支援が求められるところであります。国は医療費に対する国庫支出金をかつては40%台を負担しておりましたが、今や国の負担は30%を割っております。国の支出金の削減は国保財政を貧弱にし、削減された分は被保険者の保険税引き上げにより削減分を穴埋めするという財政負担構造と変わり、その結果が被保険者の税負担を重くしてきているわけであります。昨今の景気低迷によって収入の減少や職につけない人などにとって、払いたくても払うことができない状況を生み出しています。そのため、被保険者の中には税の未納者も生じることとなり、国保財政は毎年度未納額を増やし、滞納額は増える傾向へと変わってきております。  03年度、平成15年度国保税が引き上げられた結果、決算見込額では現年度未納額は所得階層別合計で1億4,611万2,000円で、前年度、02年度、平成14年度より4,180万4,000円の増になる予定です。02年度、平成14年度の決算では国保税の滞納額は2億7,990万6,000円でしたので、単純に現年度未納額を加えますと、03年度の滞納額は4億2,601万8,000円となる予定です。国保税の引き上げは、滞納額と滞納世帯を増加させる結果を生み出しています。つまり、引き上げによって税負担が重くなり、税金を払うことができなくなっている被保険者が増えているということであります。国保財政で国が負担を減らし、地方自治体が一般会計からの繰入金を増やさないと、結果的には被保険者である市民への負担ははね返ってきているのであります。特に一般被保険者、保険者には一般被保険者と退職被保険者と分かれますが、特に一般被保険者への収入割合の負担は大きく、結果として払いたくても払えない状況を生み出しています。  一般会計からの繰入金を増やし、被保険者の負担を減らすことに対して二重の税金投資という声がありますが、二重の税金投資で繰入金を増やすべきでないとの意見がありますが、その意見はいかがかと思います。何ゆえならば、国保財政を苦しくさせてきたのは国が国庫支出金を削減してきた結果であり、被保険者には責任はないのであります。行政の一端を担っている地方自治体が国にかわって削減を穴埋めし、被保険者に大きな負担をさせないことが国保を維持していく使命だというふうに考えております。04年度も税引き上げを見直すことなく被保険者に税負担を求めている本予算には賛成できなく、反対するものであります。 ○議長(杉本和男) 6番、内藤法子議員。 ◆6番(内藤法子議員) 私は、平成16年度国民健康保険特別会計予算歳出歳入34億5,500万円の内容について、原案に賛成の立場で討論いたします。  私どもの委員会で反対討論があった1つに、資格証明書の件が挙げられました。ただいまの反対討論にもありましたけれども、滞納者の立場に立った反対討論でした。資格証明は滞納期間1年以上のときに発行されます。我が国の医療保険制度は国民皆保険制度をとっており、この制度の根幹をなすものが国民健康保険制度で、相互扶助の精神に基づき、病気やけがで医療費の支払いがあるときのために平素から保険料、保険税を加入者で負担し合い、不足分を国や市町村が補助する制度となっております。15年度に資格証明発行が106世帯あり、そのうちに実際に医療機関に受診したのが3世帯であった件ですが、資格証明で受診した場合、医療機関等にかかったときの医療費は一たん全額負担するものの、後に後で払い戻されます。生活の背景にはいろいろな問題があったとして心情的には気がかりではありますが、資格証明を発行するまでには督促、短期被保険者証の発行、そして資格証明というプロセスを踏んでいます。市としては相談があれば助言の体制を整えて、その事情が認められたときは再発行も認められます。特段相談もない状態では、市としてこれ以上踏み込んだ過剰な干渉ができません。  国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産または死亡に対して必要な保険給付を行います。これが国民健康保険法第2条に述べられていて、国民の義務としても、自分の生活を守る意味においても自己の努力が必要で、税の負担額は所得にも比例して十分に勘案されています。かつ、それができない場合、別途生活保護等の制度で救済される道も開かれております。経済が低迷して国民の生活が苦しいという状況はよくわかっておりますが、国民健康保険だけにこのことを議論の主眼に持っていくのは妥当ではないと思います。  一般会計からの繰り入れに関して先ほど述べられておりましたが、この点にはやはり見解の相違が大きくありまして、健康保険特別会計は本来独立会計であるべきというのが私の見解です。実情として、財源補てんのための法定分を除く一般会計からの繰り入れは1億8,900万円あります。裾野市の人口約5万3,000人のうち国民保険対象者は1万6,756人、残りの市民は社会保険対象者です。一般会計からの繰り入れは二重の税負担を強いられているという事実は事実として認められなければなりません。  財政補てんのための法定分を除く一般会計からの繰り入れに関して望ましい事例としては、沼津市はゼロです。御殿場市が890万円、長泉町3,700万円の状況で、裾野市としても極力抑えていくことが税の公平性にかなうものです。  16年度の予算案を丁寧に見てまいりました。新しい新規事業として24時間電話相談事業があります。これは、市民の健康相談とあわせて、重複診断などの国保、老人医療費の増大を抑える効果が大いに期待できるものです。人間ドックや脳ドックは引き続き行われますが、15年度脳ドック検診時に異常を発見し、早急に手術して、脳梗塞や脳血栓などの重大な疾病に至らず助かった事例が報告されています。  各方面から審査しても十分合格点をつけられる予算と認め、賛成討論といたします。 ○議長(杉本和男) 以上で通告による討論を終わります。  ほかに討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  ただいまから起立により採決をいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) ○議長(杉本和男) 起立多数と認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第3号議案 平成16年度裾野市老人保健特別会計予算委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第4号議案 平成16年度裾野市介護保険特別会計予算委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第5号議案 平成16年度裾野市土地取得特別会計予算委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第6号議案 平成16年度裾野市十里木高原簡易水道特別会計予算の委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第7号議案 平成16年度裾野市下水道事業特別会計予算の委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  第8号議案 平成16年度裾野市水道事業会計予算の委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。 △日程第2 議員提出議案第3号 ○議長(杉本和男) 議員提出議案第3号 平成16年度閉会中の各常任委員会議会運営委員会及び議会だより編集委員会の所管事務調査事件についてを議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。  20番、大庭敏克議員。 ◆20番(大庭敏克議員) 皆さんのお手元に議員提出議案第3号の資料があると思いますが、これを見ながら提案理由の説明をさせていただきます。  議員提出議案第3号の提案理由の説明を申し上げます。  平成16年度閉会中の各常任委員会議会運営委員会及び議会だより編集委員会の所管事務調査事件について、議案書別紙のとおり調査を実施したく、地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定に基づき提案するものであります。1.調査事項(1)総 務 委 員 会 ア.企画部・総務部・出納室・監査委員事務局・議会事               務局の所管に属する事項             イ.他の常任委員会に属しない事項             ウ.その他委員会で決定した事項(2)厚 生 委 員 会 ア.市民部・健康福祉部の所管に属する事項             イ.その他委員会で決定した事項(3)産業建設水道委員会 ア.産業建設部・水道部の所管に属する事項             イ.その他委員会で決定した事項(4)文教消防委員会 ア.教育委員会・消防の所管に属する事項             イ.その他委員会で決定した事項(5)議会運営委員会 ア.議会運営に関する事項             イ.その他委員会で決定した事項(6)議会だより編集 ア.議会だよりに関する事項   委   員   会 イ.その他委員会で決定した事項2.調査方法  会議及び先進地視察3.調査期間  平成16年度閉会中4.理  由  上記調査項目に対し、閉会中も慎重に調査を行うため  議員諸兄のご協力をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります。よろしくご討議願います。  以上であります。 ○議長(杉本和男) 以上で提案理由の説明は終わりました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第3 追加上程議案の提案理由の説明 ○議長(杉本和男) 第27号議案及び第28号議案を一括して議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。  市長。 ◎市長(大橋俊二) 追加議案2件についての提案理由をご説明申し上げます。  第27号議案 平成15年度裾野市一般会計補正予算(第7回)につきましては、既定の予算総額に300万円を追加し、歳入歳出予算総額を178億2,400万円とするものであります。補正予算の内容は、老人保健特別会計の医療費増額による繰出金で、補正財源といたしましては繰越金であります。  第28号議案 平成15年度裾野市老人保健特別会計補正予算(第3回)につきましては、既定の予算総額に6,600万円を追加し、歳入歳出予算総額を32億5,124万2,000円とするものであります。補正予算の内容は、医療給付費の増額で、補正財源といたしましては支払基金交付金、国庫支出金、県支出金、繰入金であります。  以上で提案理由の説明を終わります。補足説明を市民部長がいたしますので、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(杉本和男) 市長の提案理由の説明は終わりました。  市長の提案理由の説明に関し補足説明の申し出がありますので、これを許します。  市民部長。 ◎市民部長(小林敏彦) それでは、議案のその2の方をごらんいただきたいと思います。  第28号議案 平成15年度裾野市老人保健特別会計補正予算(第3回)について補足説明をさせていただきます。  5ページをお願いします。先ほど市長から説明がありましたように、6,600万円を追加いたしまして、歳入歳出総額を32億5,124万2,000円とするものでございます。  続きまして、8ページ、9ページを開いていただきたいと思います。最初に、9ページの歳出の関係でございますけれども、医療給付費を6,600万円増額をさせていただきます。  上の歳入の関係につきましては、それぞれ一定の負担割合に応じまして支払基金の交付金が4,342万8,000円、国庫支出金が1,504万8,000円、県支出金が376万2,000円、一般会計からの繰入金が376万2,000円の内容でございます。これにつきましては、老人医療費はご承知のとおり請求が2カ月おくれで来るわけでございますけれども、12月の診療分の請求が予測以上に上昇いたしました。通常ペースより約3,000万強多くなったということで、残り4月、2月分が同様のペースで来た場合には予算の不足が生ずるのではないかという見込みでございます。そういうわけでもって、今回急遽補正をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(杉本和男) 補足説明は終わりました。 △日程第4 第27号議案 ○議長(杉本和男) 第27号議案 平成15年度裾野市一般会計補正予算(第7回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第5 第28号議案 ○議長(杉本和男) 第28号議案 平成15年度裾野市老人保健特別会計補正予算(第3回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(杉本和男) 討論を終わります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(杉本和男) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(杉本和男) 以上で、この定例会に付議された議案の審議はすべて終了いたしました。  これをもって平成16年3月定例会を閉会いたします。                       13時54分 閉会...